INTERVIEW with HORII AKIKO

堀井学園 法人事務局次長 堀井 章子 様

50年、100年先になっても色褪せないデザインを。 建築分野で活動してきたNak designにとって、教育機関でのロゴデザイン制作は新たなチャレンジでした。2012年に開学した横浜創英大学の校章デザインを手掛けることになったのです。 「校章を作るのは初めてとのことでしたが、デザインセンスの良さ、仕事に対する誠実な姿勢を知っていましたので、ぜひNak designに頼みたかったのです」。そう語るのは、依頼主である堀井学園の法人事務局次長、堀井章子さん。「作っていただく過程の中で、素敵な校章を作ってもらうことで、これから良い大学にしていこう、という志気は一層高まると思い始めました。その結果、大学が良い評判を得ることで、デザインを手掛けたNak designも注目される…という様に、お互いの成長に繋がれば素敵だな、と考えました」。

実際のデザインに入る前に、堀井学園が横浜創英大学を開学するに至った経緯や大学の理念など、背景を知る作業にこそ特に時間を割いた、と言います。開学前の校舎も見学に行き、豊かな自然環境の中で伸び伸びと学ぶ学生たちの姿を想像しました。

「校章は一度作ったら永遠に変えないもの。学園の建学の精神を踏まえたうえで、新たな価値を創造する大学として新しさを感じさせるデザインであること、共学なので性別を意識させないもの、スクールカラーである緑を使うことといった幾つかの条件を伝えました。逆にそれ以外は自由に描いて欲しかったのです」。

数日後、Nak designはモチーフや雰囲気の全く異なる、9つのデザイン案を提出。いずれもデザイン的には甲乙付けがたいものだったのですが、堀井さん自身としては選定に迷いはなかったそうです。その中にひとつ、コレしかない、とインスピレーションを感じるものがあったからです。学園内の大学設置準備委員会に諮られ、結果として、それが採用されました。

「それは横浜創英大学の頭文字、YSUをシンボリックに組み合わせたものでした。直線で『揺るぎない知』を、曲線で『柔軟性』と『人間性』をシンプルに表現したものです。当大学で学ぶ『看護』と『幼児教育』はいずれも人間に関わる学問で、それをシンプルな直線と曲線で表現していたのです。また植物が芽吹き、枝を伸ばしているようにも見える生命力を感じさせるデザインは、緑豊かなキャンパスの雰囲気にも、とてもよく合っていました。

さらに決定的だったのは、新しい方向(世界)に芽吹く英知の輪「知恵の輪」をモチーフとしていたことです。自分で考えて行動のできる人間を育てる、学園の建学の精神がそこに表されていました」。

50年、100年経っても通用するデザイン…それが現実になったことを確信したという堀井さん。現在、この校章は横浜創英大学のシンボルとして、キャンパスの至る所で見ることができます。

  1. 加藤英二 様

    HANZOYAグループ 代表

  2. 山口潤 様

    Au coin du Feu(オー・コアン・ドゥ・フー)オーナー

  3. 多根巧弥 様

    Bistro Pepin(ビストロ・ペパン)オーナー

  4. 堀井章子 様

    堀井学園 法人事務局次長

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